スギノイチ

新・仁義の墓場のスギノイチのレビュー・感想・評価

新・仁義の墓場(2002年製作の映画)
3.7
作品的完成度は別として、石川力夫(本作では石松陸夫)の造形だけでいえば、ピュアさが残る渡哲也より岸谷五朗の方が真に迫ると思う。
暴力描写そのものより、中華料理屋で客を殴る金髪姿や、カラオケボックスでレイプした有森也実の破瓜血を指に嗅ぐ動作など、細かい一挙手一投足が生々しい。
アパートのベランダからパンイチで威嚇射撃する姿なんて、ニュース映像か何かを見ているようだ。
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