ラッセル・クロウ凄し。
ストーリー前半では、正直良く分からないシーンが続き、「ん?、どんな展開になっていくの?、イミテーション・ゲーム的な感じに進んでいくのかな?なんて思っていましたが、まじ?そういうストーリーだったんだ...」と言った感じです。うん、なに言ってるかよく分かりませんね。
でも、ホント前半は要領を得ないまま進んでいきます。でも後半になるにつれて、だんだんと分かってきますので安心してください。正直あらすじをよく読まなかったから、自分が分からなかったのかもしれません。
「実話で数学者が何かを成し遂げた」くらいの感覚で観たので、前半の部分が分からなかったです。いつもはあらすじちゃんと読むんですけどね。TSUTAYAではなく、アマプラだったからでしょうかね。TSUTAYAだったら、DVDの裏よく読んで、うんこれだ!って思って借りてたんですけど。アマプラで何となくスクロールしてたら、目にとまり観たんですよね。
〈ネタバレ入っちゃってます〉
まず凄い人だったんですね、ジョン・ナッシュさん。この人の病気について思ったのが、「シャッター アイランド」っていう映画のような事が現実でも起こっちゃっているって事ですよね。何が現実で?、何が幻覚なのか?そんなのあんな風に人物出てきたら、分からないですよ。
しかも、自分なんて幻覚はたぶん嘘で、医者が彼を投獄するためにやってるんだと思ってましたからね。奥さんに医者が説明してる時なんて、「え、え、ダメ、奥さんそんなやつに騙されないでよ」って心の中で叫んでましたよ。
ちなみに彼が発表した、ゲーム理論や数学の難しい理論などは、すみませんその後ネットで調べたんですよ。調べたのですが、よく分かりませんでした...。ギリギリ、ゲーム理論は何となく分かったのですが。分かったのか?......
印象的なシーンが結構ありましたね。一番を上げるとしたらどれにしよう...悩みます。
奥さんに「君を傷つけてしまうかもしれないから、君は家を出ていった方がいい」って言って時、一回階段下りて居なくなっちゃうんだけど、また戻ってきてね。うん、あのシーン···。たぶん戻ってくるなって心の隅では思っていたので、ビックリはなかっです。なくてもね、分かっていても潤ってきちゃうとこがありました。
あと、前半のよく分からないスパイ活動が実は全部彼が作り上げた幻覚だって聞いた時は、マジヤバかったです。こっちはめっちゃビックリしました。いやホント、マジか、そーゆー展開だったの...と。てっきり「イミテーション・ゲーム」的な感じで暗号解いていくストーリーかと思いましたもん。
あとは、最後のスピーチのシーンも良かった。ホント奥さんと支えあってここまできたんだよなって。彼だけでは、ここに立っていない、と。
でも、一番はあそこかな···。ストーリー終盤。ノーベル賞の話しが上がり、参考委員みたいな人が大学に来たとき。
あそこのシーン、印象に残ってる人多いのではないかと思います。
生徒に「彼は私の目の前に実在しているか?」って幻覚を疑って、質問してたシーン......そこ結構印象的でした。印象的というか、たしかにって意味で納得していました。初めて会う人がいたら、自分の幻覚なのか、実在してるのか分かりませんからね。
うん···でもそこじゃないですね。うん。
やっぱりあそこです、あのペンを置いてくシーン。ストーリー序盤のシーンを回収してるとこがまたいいんですよね。学生の頃、教授に問われ、「君は何かを成しえたか。考えるだけじゃダメなんだよ、と。」そこに繋がってるんですよ。同じカフェでしたし。自分は、彼が席に着いた辺りで、え、ここってあそこじゃんって嬉しくなっていました。あのシーンは好きです。教授に問われた答えにもなってますもんね。
人によって、色々別れると思いますが、個人的にはここを選びます。