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ビューティフル・マインドのyumikoのレビュー・感想・評価

ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)
3.6
天才数学者でノーベル経済学賞受賞者のジョン・ナッシュ(ラッセル・クロウ)の半生。

1947年プリンストン大学に入学したナッシュは、社会性が皆無で人付き合いが下手だったが、ルームメイト(ポール・ベタニー)にも恵まれ、学生生活を開始。「この世の全てを支配できる理論を見つけ出したい」と授業にも出ず、研究に没頭した。

「ゲーム理論」で、MITに採用されるナッシュ。ソ連の暗号を解読したり、大活躍。戦争は終わったものの、ナチスドイツやソ連の脅威から国民を守る手伝いをしてほしいと、国防総省のパーチャー(エド・ハリス)に頼まれるのです。秘密工作基地に入れるバスコードを腕に埋め込まれ、解読に没頭する毎日だった。

学生のアリシア(ジェニファー・コネリー)と結婚し、やがて子供も授かるが、ある日、何者かに殺されそうになり、パーチャーに助けられ、カーチェイスの末、命からがら逃げ切るという恐ろしい体験をする。それから、ナッシュは、何かに追われているという不安が常に付きまとうようになり、とうとう精神科医(クリストファー・プラマー)の指導が必要なほどになってしまうのだった。

精神をかなり病んでしまったナッシュ。でもアリシアは献身的に支えるのです。でもなかなか良くならない病気。ついにアリシアや幼い子供にまで、危害を加えそうになってしまうのです。

ラッセル・クロウの、憔悴しきったナッシュの演技が、やっぱりすごいなーと。薬のせいもあってぼーっとした感じとか。
そして、ジェニファー・コネリーの美しさよ。最初のデートの黒のドレスは目がハートになったよ。

懸命に夫を支えたアリシア。彼女なくしては、ナッシュの功績はなかったんじゃないかなーと感じる一方、「統合失調症」という重い病気をのりこえ、さらにたくさんの功績も残したジョン・ナッシュ。偉人ということはこういうことなのかな、と感じました。アリシアが奥さんで本当に良かった。
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