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ステイ・フレンズのYYamadaのレビュー・感想・評価

ステイ・フレンズ(2011年製作の映画)
3.4
【クリソツ映画】比較鑑賞⑥

◆本作:
 『ステイ・フレンズ』
◆クリソツな他作 (比較対象)
 『抱きたいカンケイ』

〈クリソツ・ポイント〉
・2011年に公開
・カラダだけの気楽な関係が
 本当の恋に発展
・『ブラック・スワン』出演女優が主演

〈本作の見処〉
①今ドキなラブ・コメディ
・『ステイ・フレンズ』(原題: Friends with Benefits)は、ライバル作品『抱きたいカンケイ』より遅れること半年、2011年7月22日に北米公開されたラブ・コメディ映画。
・ロサンゼルス出身の雑誌編集者ディラン(
ジャスティン・ティンバーレイク)は趣味の合わない彼女(エマ・ストーン)に一方的にフラれた同じ頃、ニューヨークで働くヘッドハンターのジェイミー(ミラ・クニス)も酷いフラれ方をされたばかり。そんな二人がヘッドハントを通じて出会い、意気投合。傷心を慰めるべくカラダだけの関係になることを承諾するが、いつの間にか二人は離れがたい存在になっていく…。
・カップルの2人の明るい関係性はライトで好感が持てる作風。2人を取り巻くキャラクターも、ライバル作品よりも印象的である。
・冒頭と終盤に2回のフラッシュモブシーンや、ジャスティン・ティンバーレイクのエンターテイナーぶりを堪能出来る。
・また、ロサンゼルスとニューヨークの両舞台の名所も味わえるのも良い。

②『抱きたいカンケイ』との因縁
・本作主演女優のミラ・クニスは、前年公開の『ブラックスワン』にて、ライバル作品に主演することになる、ナタリー・ポートマンと共演している。
・また、ミラ・クニスは本作公開翌年に、ライバル作品の主演男優であるアシュトン・カッチャーと交際し、2014年9月に第一子を出産、2015年に挙式を挙げている。アシュトンとは10代の頃の共演が二人の馴れ初めとされ、ミラのファーストキスの相手でもあったそうだ。
・本作とライバル作『抱きたいカンケイ』のキャスティングの捻れ現象に因縁を感じる。

③クリソツ作品と比較すると…
○: 作品規模(制作費)は他作が上回る
 本作:35百万ドル 他作:25百万ドル
-: 世界興行収入はほぼ同じ
 本作: 148百万ドル 他作: 150百万ドル
○: カップルの対等な関係性は本作のほうが心地好い。
○: フラッシュモブなど、(当時の)今どき演出がなされている。エンドロールも面白い。
○: ニューヨークの街並みやハリウッド看板に腰をかけるシーンなど印象的な場面が多い。
○: セクシー描写では勝る。
▲: とはいえ、カップル2人に共感する描写も少なく、何度も見る映画ではない。
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