この感じ。凄まじいよね!
もはや現代、この感じを出せる監督は
いないのではないか。
ましてや、性差別がうんたら〜で
こんなけ世間が騒ぐ世の中で、
昔日本はこんな感じで、、みたいな
映画はもう撮れないのだろう、きっと。
そう思うと、もはや絶滅するかも
しれないテーマになりつつあるもの、
これは今後貴重となるだろう。
考え方も含め。
素晴らしいキャストなんです。
仲代達也が愛くるしい目と凄む目を
使い分けて凄い。チワワから土佐犬まで
演じ分けるかのような。
岩下志麻は完全にタイムスリップして
入り込んでいるから凄い!
仙道敦子がこの頃から完成されている。
総じて、夏目雅子の演技が凄い!!
スケバン刑事・南野陽子の「なめたら
いかんぜよ」がいかに軽いかが身に染みる。
夏目雅子が鬼龍院花子じゃないのが
良い。
そして、花子の醜女具合がちょうどいい。
情念の形が時代とともに変わっても、
この時代の情念は美しくて熱いと思う。
余談:
一通り見終わった後、オープニングを
見返すことになるだろう。
花子の生涯も切ない。