マッサージ屋2号店

鬼龍院花子の生涯のマッサージ屋2号店のレビュー・感想・評価

鬼龍院花子の生涯(1982年製作の映画)
4.0
大正10年。
貧しい家で育った松恵(仙道敦子)は高知県の極道である鬼龍院政五郎(仲代達矢)と歌(岩下志麻)の養女となった。
政五郎の身の回りの世話や政五郎の妾達への連絡係が松恵の主な仕事。
ある日闘犬を巡り末長平蔵(内田良平)、秋尾(夏木マリ)らと政五郎はトラブルになり、その際彼らの使用人だったつる(佳那晃子)を奪った政五郎はそのまま妾にしてしまう。
つるとの間に実子である花子が生まれ政五郎は何不自由無く育てるが、成長した松恵(夏目雅子)は政五郎の反対を押し切って女学校に行き教職に就く。
だが政五郎と秋尾らのトラブルは事あるごとに起き、やがて・・・。

遥か昔にチョロっと見た記憶はあるがほとんど記憶に無く、今回ほぼ初鑑賞みたいな感じです(笑)

オープニングから驚いたのですが、夏目雅子は鬼龍院花子役ではなかった事。
タイトルがタイトルだけに鬼龍院花子についてしっかり描いてるかと思いきや脇役もいいところ!
彼女の生涯は結局何なのか、特にクライマックス以降は全く触れられず。
あくまでも仲代達矢演じる鬼龍院政五郎と養女の松恵を主体にした物語なわけです。

今作は夏目雅子のヌードが話題になってたのは知ってたのですが、当然女優を脱がす事では有名な五社監督の意向で夏目雅子も脱がしたのかと思ってました。
検索したらヌードは代役でいく予定だったが、夏目雅子たっての希望で自らやったとの事。
素晴らしい女優魂ですし、25歳くらいでこの色気と凄みは本当に驚きます。