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ロスト・チルドレンのすずのレビュー・感想・評価

ロスト・チルドレン(1995年製作の映画)
5.0
『デリカテッセン』と同じ世界線にあるであろうどこかの港町で、怪力で純粋な大男ワンと小さな美少女ミエットが、拐われた弟を助けるために冒険するSFダークファンタジー。このオリジナルな作品に対して、僭越ながらいくつかイメージしたのが、なぜか『ブレードランナー』をどこと無く想起したこと、ディズニー作品や、ティムバートンぽい雰囲気を感じたということ。まるでトロを食って肉みたいで旨いと評するような、余りに邪道で不適当な言いようだけど、何にしても、とにかくこの独創的でえも言われぬ不思議な世界観が大好き。時系列でいえば、この監督と作品が、それ以降に与えた影響力のでかさを感じる。ただ、容易には模倣することも困難なほど、オリジナリディ溢れる世界観創りがほんとに素晴らしい。
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