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劇場版 空の境界/第四章 伽藍の洞のbluetokyoのレビュー・感想・評価

2.9
救急車で病院に運び込まれる両儀式。前編からの続きなのだけど、どういうのだっけ、忘れた。
たしか、黒桐幹也が両儀式に襲われたのだっけ。
まあ、いいや、とりあえず、瀕死の重傷を負った両儀式。病院で治療に入るが昏睡し続ける。
その間、黒桐幹也は病院にお見舞いのために訪れつつ、高校を卒業して、蒼崎橙子が所長になっている伽藍ノ洞という、なんの業務をしているかわからないけど、なんとなくわかる、小規模な事業所に就職する。
一方、両儀式の方は、もう一つの人格?の織が亡くなったらしい。あれだけの重傷なら亡くなるわけかな。まあ、そこは深く考えないでおこう。
とすると、連続猟奇殺人事件をやっていたのは織の方だったのだろうか、わからんけど。
2年経って、両儀式は昏睡状態から目覚める。
そのとき、あるいはそれ以降、直死の魔眼という能力が備わったらしい。
どういうものかはわからないが、イメージとして見た感じが表現されている。ひびが入ったような破壊されたような見え方で、見えるだけではなく、操作もできるらしい。そのものの死が見えるわけだ。
そういうおぞましい光景が見えるので、両儀式は自分の眼を圧し潰そうとした。
精神的に不安定(失語症)ということで、専門のカウンセラーが呼ばれた。それが、蒼崎橙子だった。
たぶん、幹也から聞いてやってきたのだろう。
橙子が、両儀式が織をうしなったことで呆然自失していることを見抜き、自分に協力するように説得する。最初は心を開かなかった両儀式は次第に心を開くようになってきた。
一方、病院には、両儀式の織を失った空隙を目指して、悪霊のようなものが集まってきた。橙子は結界を張って、侵入を防いでいた。
ところが、ある悪霊は死体に取り付いて侵入してきた。
ゾンビのようになった悪霊が、両儀式に襲い掛かる。
両儀式は、なにかに覚醒し、激しい戦いの末、ゾンビの悪霊を倒す。
さらに、橙子に協力することにする。
なぜ、その気になったのかさっぱりわからない。
こうしたメディアミックスの場合、詳しくは、たとえば、ノベルの方で、ということになっているのかもしれない。映像だけを見ている者は、置いていかれることになる。
それはそれとしても、章の時間が短すぎるように思える。これだけで見ごたえ十分でしたとはなりようがない。
本当は、二章、四章を、一章。三章、一章を二章にすべきだと思う。小分け蕎麦みたいにしなくてもいいと思う。
点を下げたのは短いということに対してである。
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