モモモ

劇場版 空の境界/第四章 伽藍の洞のモモモのレビュー・感想・評価

4.1
リバイバルでの連続鑑賞なんで間髪入れずに四章まで観たけど…前章での疑問を紐解きつつ…新たな謎を投げかけていく構成で…めちゃくちゃ面白いですね…個人的には現時点でのベストエピソードは四章。
「今までの展開への答え合わせ」と「ラストに向けての伏線配置」の両立が最高。
ラスボスの登場と式が闘うに至る道中を描く事で「ビギンズ物」として100点の作品になっている。
ジャンルシフト構成だからこそ成立した後出しジャンケン。
一章での「人形に式を重ねていた」との空白は埋まるが二章で具体的に何が起きたのかの空白は埋まらない。
どういう訳だか致命傷を負って人格の片方が死んだ事とそれがキッカケで異能に目覚めた事だけはハッキリしているのでモヤモヤは一切無い。
「魔法使いなんだ」に「あ!Fate/zeroで観たヤツ!!」となった周回遅れのファンが僕ですね。
型月ユニバースがリンクしていく快感。ファンはこれに痺れていたんですね。
「俺」口調の式が消滅したって事でいいんですよね?最後の「俺」口調は演技と言うか、闘う決意を固めた、死を拒んだ決断への答えとして、無くした人格を模倣してるって事で…いいんですよね?
早く続きが観たい!!!
一途な黒桐の勝利!!!
モモモ

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