映画評論家・川本三郎の本
『あの映画に、この鉄道』を読んでいたら、
栃木県烏山で撮影された
『檸檬のころ』のことが書いてあった。
烏山は知人が住んでいて
何度も訪れている。
山あいの、独特の時間が流れる、
静かな町だ
榮倉奈々が主演だというので
まあ観て損はないだろうと観てみたが、
思っていたより、ずっといい映画だった。
主演の榮倉より谷村美月が印象深い。
実際、谷村もかなり気合入っている。
そしてうまい。
柄本佑ほか、出演者がいい。
平成の、いなかの高校生の感じも
よく出てる。
湿っぽすぎないのがいい
女性監督らしい、
締めの細かい、しっとりした作品に
仕上がっていると思う