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ハリーの災難のkazu1961のレビュー・感想・評価

ハリーの災難(1955年製作の映画)
3.6
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-370 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋御年88歳の、かのオスカー女優シャーリー・マクレーンのデビュー作!!とてもキュートです。ヒッチコックは晩年自分が育てたと大いに自慢したようです(笑)!!

🖋とてもブラックでシュールな作品。ある意味ヒッチコック作品ではとても異質な作品です。ヒッチコックが「殺人こそ最大の喜劇」という自説を実証してみせたブラックコメディです。

🖋オープニングから横たわる死体の足の裏からの大写し、そしてエンディングも同じショットで“ハリーの災難は終わった”のキャプチャー。。。これだけでも奇妙なおかしさが込み上げてきます。バーモントののどかで美しい風景と死体のミスマッチがなんとも言えない空気感を作り出しています。

🖋一つの死体が何度も埋められては掘り出される。。。このプロットとキャストの絶妙な台詞合戦が見どころですよね!!とてもユニーク!!

😆Story:(参考: Amazon)
ヴァーモンド州の紅葉も美しい森の丘に、ハリーという男の死体が転がっていた。やがて妻のジェニファー(シャーリー・マクレーン。これがデビュー作)をはじめ、自分が殺したのだと思い込んでしまった面々が、入れかわり立ちかわり死体を埋めたり掘り返したりと、こっけいな行動を繰り返していく…。

🔸Database🔸
・邦題 :『ハリーの災難』
・原題 :『The Trouble with Harry』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 1955
・日本公開 : 1956/02/08
・上映時間 : 99分
・受賞 : ※※※
・監督 : アルフレッド・ヒッチコック
・脚本 : ジョン・マイケル・ヘイズ
・原作 : ※※※
・撮影 : ロバート・バークス
・音楽 : バーナード・ハーマン
・出演 : エドマンド・グウェン、ジョン・フォーサイス、シャーリー・マクレーン

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
「泥棒成金」に次いでアルフレッド・ヒッチコックが製作・監督した、死体をめぐるスリラー喜劇。原作はアメリカの新進作家で異色題材を扱うことで知られているジャック・トレヴァー・ストーリー。脚色は、「泥棒成金」のジョン・マイケル・ヘイス、撮影は「裏窓」のロバート・バークスと、いずれもヒッチコック作品ではお馴染みのスタッフの他、音楽はバーナード・ハーマンが担当している。なお、歌曲“旗をふって列車をタスカルーサへ”はマック・デイヴィッド作詞、レイモンド・スコット作曲。主な出演者は、ブロードウェイの舞台でダンサーとしての才能をうたわれたシャーリー・マクレーンの抜擢をはじめ、「北京超特急」のエドモンド・グウェン、「ブラボー砦の脱出」のジョン・フォーサイス、「ダニー・ケイの黒いキツネ」のミルドレッド・ナットウィック、「セールスマンの死」のミルドレッド・ダンノックなど。
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