ゴン吉

ハリーの災難のゴン吉のレビュー・感想・評価

ハリーの災難(1955年製作の映画)
4.0
アルフレッド・ヒッチコック監督のサスペンスコメディ。

美しい紅葉の季節に、男の子が森で遊んでいると3発の銃声が。
音がした場所に行ってみると額から血を流した男の死体が横たわっていた。
子供は母親に伝えるためにそのまま立ち去る。
次に森で狩りをしていた船長が死体を見つける。
その後、年配の女性、戻ってきた子供が連れてきた母親、読書家の医者、流れ者、画家たちが次々とやってくるが......

ひとそれぞれの思惑で死体を埋めたり掘り起こしたりを繰り返すのが滑稽です。
目の前のことに気が奪われて、大切なものを観逃がさないようにしないといけませんね。
死という本来であれば悲しい出来事を幸せに結び付ける発想も秀逸です。
死体を巡るサスペンス性もあり、ブラックユーモアがつまった楽しい作品です。 

「世界で唯一の自由な夫婦だ!」 

2021.6 BS TVで鑑賞
2020.8 BS TVで鑑賞
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