ぺむぺる

アンナのぺむぺるのレビュー・感想・評価

アンナ(1966年製作の映画)
4.0
パリの広告業界で働くビジネスマンが、広告用写真に映り込んだ美人に一目惚れ。街中に写真を貼るなど思いを募らせるも、愛しいあの娘はなかなか姿を現さない。

タイトルからただひたすらにアンナ・カリーナを愛でる映画かと思いきや、かなり奇天烈な作品。カリーナ&ブリアリのヌーベルヴァーグみ、ゲンズブールのフレンチポップ、イケイケサイケなファッションと美術、60年代フランスカルチャーのエッセンスがキメラのごとく混ざり合って、これぞカルト!と抱きしめたくなった。本作がテレビ映画であるという事実に、フランス人の凄みを感じる。
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