ゆめちん

アンナのゆめちんのレビュー・感想・評価

アンナ(1966年製作の映画)
3.0
アンナ

4Kデジタルリマスター版でのリバイバル上映ということで、鑑賞いたしました。

新天地を求め、田舎からパリへやって来たアンナ。広告代理店の社長セルジュは、駅構内で撮影したポスターに偶然写り込んでいた彼女に一目惚れし、パリ中を捜し回ることに。

というストーリーなのですが、それらを楽しむというよりも、パリの街を舞台にアンナ・カリーナの魅力をスクリーンいっぱいに味わう作品でしょう。

黒縁丸眼鏡とスケルトンのコートを着こなすアンナがとってもお洒落で、ポップな色使いも相まって、その自由奔放な雰囲気と可愛らしい表情が魅力的でした。

2人のすれ違いが何とももどかしく、ラストも🇫🇷フランス作品らしい終わり方でしたが、最後に覗かせるアンナの想いに少しだけキュンとなりました。

ただ、全体を通してアンナのPVを観ている感は否めなく、その魅力だけでは映画として乏しく思えてしまうのが残念でした。
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