タカシサトウ

十階のモスキートのタカシサトウのレビュー・感想・評価

十階のモスキート(1983年製作の映画)
3.9
 警察官である男(内田裕也)が、破滅していく様を、実際の事件を元にして描いていく。

 男の生活で、先の見通しの無さ、破綻した結婚生活への未練、膨らんでいく借金、その場だけの性交、広がって行く虚無感。それを最後に犯罪という形で大爆発させる。

 男をやった内田裕也のその爆発ぶりが、本当に凄かった。凄いエネルギーだった。

 内田裕也にこれ程エネルギーがあるとは、驚いた(2024.1.1)。