ロロノアゾロ

ハリー・ポッターと炎のゴブレットのロロノアゾロのレビュー・感想・評価

4.0
★★★★【銀賞】

『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』は、J・K・ローリングの2000年の同名小説を原作とする、監督マイク・ニューウェル、脚本スティーヴ・クローヴスによる、2005年のファンタジー映画である。この作品は『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』(2004年)の続編で、ハリー・ポッター映画シリーズの第4作である。物語は、ハリーが炎のゴブレットによって三大魔法学校対抗試合の出場選手に選ばれる、ホグワーツ魔法魔術学校の4年目を描く。

個人的な評価としては前3作より頭ひとつ抜けていると思います。監督が前作よりまた変更され、マイク・ニューウェルがメガホンを握ります。原作はアズカバンより膨大な量ですが、「原作に忠実なまま、長さを抑える」というニューウェルの思いは作品に如実に表れているとおもいます。前後編に分けるのも致し方ないですが、不要なストーリーを削除して一本にまとめるのは相当な苦労だったと思います。結果としてとてもテンポの良い目の離せない作品となりました。そして何より物語を彩るのがアラスター・ムーディでしょう。彼の存在がストーリーに重大な色味を持たせているのは言うまでもありません。そして、セドリック・ディゴリーの死もまた魔法界を団結させるのになくてはならない名場面。"死者を甦らせる魔法がない"のも素晴らしい設定ですね。ラストシーンの戦いはスターウォーズを彷彿させる見応えのある内容。ダンブルドアが杖を持つシーンもありますが、いずれ戦闘シーンがあるのでしょうか。その時はヨーダの戦いを思い浮かべてしまうでしょう。