おぎこ

ハリー・ポッターと炎のゴブレットのおぎこのレビュー・感想・評価

2.5
要素が多すぎてゴミゴミしてしまっているのが勿体無い印象の一作
ヴォルデモート、ムーディという魅力的なキャラの登場、ハーマイオニーのドレス姿などいい要素が多くある一方で、そういった要素の詰め込みすぎで人間関係の描写が希薄になっている感じが全編を通して言える。特に序盤ロンがハリーにカリカリしてる理由はよく分かんないし、中途半端に描かれる色恋沙汰も物語に何の影響もないように感じる。そして何より詰め込みの弊害として、あるキャラクターの死に大して感動できなくなってしまった。物語のクライマックスにおける事件がただ起こったこととしか感じられないのは非常に勿体無いストーリー運びである。
また、全体的に画が暗いのも観ていてあまりワクワクしない。物語のトーンに合わせてるのかも知れないが
2時間超の尺をもってしても詰め込みになってしまうのであれば多少はしょうがないのかも知れないが、であれば色恋をバッサリカットして主要人物同士の関係にフォーカスした方がより興味深い一本になったのではないかと思った
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