男飯

男はつらいよ 望郷篇の男飯のレビュー・感想・評価

男はつらいよ 望郷篇(1970年製作の映画)
3.1
今回のヒロインは豆腐屋の娘さん。


映画は寅さんの夢から始まる。
夢の中でおじさんが死ぬ夢を見た寅さんは、虫の知らせかと心配しておじさんの家に電話をかける。結局はただの夢でおじさんには何もなかったのだが、電話に出てるおばさんに対しておじさんが言った「俺が死にそうだと脅かしてやれ」というイタズラを本気にした寅さんはあちこちに声をかけて立派な葬式をしようと用意をしてしまう。

それが原因でまた喧嘩が勃発。


そんなとき札幌で昔世話になった恩師であるまさきち親分の命がそう長くないと知らせが来る。さくらに「立派でなくとも汗水流して地道に働いて暮らすことの大切さを分かって」とお説教されながらもお金を借り、印刷所で働く若い従業員をお伴に急いで札幌へ旅に出ることに。


病院に着いて死にそうなまさきち親分と面会する。まさきち親分の「息子に一目会いたい(あと取りではなく、遊び人だったまさきちが昔女中に産ませた子供)」という願いに応えようと函館へ探しに行く。

函館で機関士として働く息子を見付けたが、まさきちには会いたくないという。その訳を聞きこれまでの息子の苦労や汗水流して地道に働く事の大切さを知り仕方なく引き下がる。まさきち親分が亡くなったと知らせを受け、寅さんは全てを諦めて旅館に泊まることに。

まさきちの息子を見て気付いた自分のダメさが悔しくなり、お伴の従業員に自分の生き方を照らし合わせていきなり説教をして家に追い返してしまう。

自分も心を入れ換えて、家に帰り地道に働こうとする。そんなときに見付けたのが葛西にある家族経営の小さな豆腐屋。豆腐屋の娘を目当てに、下心で決めた仕事だったが結局最後はいつもの様になってしまう。
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