Yukiko

巨星ジーグフェルドのYukikoのレビュー・感想・評価

巨星ジーグフェルド(1936年製作の映画)
3.9
2021年1月19日
『巨星ジーグフェルド』  1936年制作
監督、ロバート・Z・レオナード。
製作、メトロ・ゴールドウィン・メイヤー


第9回アカデミー賞最優秀作品賞受賞

1907~1931年までブロードウェイで豪華なレビューを興行。
実在したアメリカの舞台演出家兼プロデューサーの
フローレンツ・ジーグフェルド・ジュニアの半生を描いた
映画。

1867年生まれ。
父親は音楽学校を経営。
後にナイトクラブを経営し、ジーグフェルド(ウィリアム・
パウエル)はユージン・サンドウの肉体美を売るショーを
催して、父親を助ける。
サンドウの怪力ショーを演出した後、舞台の興行を催すよう
になる。
友人でライバルのビリングス(フランク・モーガン)から、
女優のアンナ・ヘルド(ルイーゼ・ライナー)を奪い、
アメリカで人気者にする。
次に、ジーグフェルドは美女ばかりを集めて、ニューヨークで
ミュージカルショーを催す。


半ばから後半にかけて、当時の盛大なショーが再現で
観られます。
巨大なウェディングケーキのような物の周りに大勢の人が
並んで歌を歌うシーンは圧巻。

犬もステージへ。大人しい。 ロバも。

なんだか、どれも大がかりな舞台。

でも、間近でこういう豪華なショーを観ると圧倒されて、
非日常をたっぷり味わって嬉しいかも。

ジーグフェルドの人生は波乱万丈だ。
常にお金がなくて・・・興行に随分お金がかかるのかも・・・
銀行に借りたり、友人に借りたり、でも好きな女性には
たっぷり貢物を・・・・
それ故、浮き沈みの激しいジーグフェルドだが、沈んでも
再び蘇るところが凄い。

そこは2番目の妻、ビリー・バーク(マーナ・ロイ)が
支える。
その時の言葉が清々しい、妻の鏡。 エライネ

ジーグフェルドと友人でライバルのビリングスとの
やり取りが楽しい。
ビリングスが連れている美女を欲しがり、かっぱらう
ジーグフェルド。
でも、ジーグフェルドが大変な時はいつも助けるビリングス。

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第10回アカデミー賞最優秀作品賞受賞は『ゾラの生涯』
小説家エミール・ゾラの話。
2018年1月2日に鑑賞済み。
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