ピンフまんがん

巨星ジーグフェルドのピンフまんがんのレビュー・感想・評価

巨星ジーグフェルド(1936年製作の映画)
3.3
話しの内容はともかく、月並みかもしれないけれど踊りというかショーの部分、思った以上に壮大な演出でけっこう度肝を抜かれた。3時間近くの長い映画だけど、ショーの部分でけっこう時間を割いているが、実はそれが見所だったりする。冒頭の少女と婚約みたなくだりとか、今は難しい演出だけど当時はまだおちゃめな演出みたいな感じだったのだろう。あと、この頃は壮大で華麗な演出が持ち味の映画は人気あったのかな。
印象的なのは後半の踊りのシーンで犬との共演の踊り。あれは度肝を抜いた。最後は世界恐慌のこともうたっていたのであろうか?
そいやこの頃、今ではちょっと考えられないけどこの時の踊り、生足を華麗に出したり当時ではセクシーなダンスだったのかな。で、当時のお父さんたちはみんな鼻の下を伸ばしながら鑑賞していたのだろう。そう考えると、本質的には今とあんまり変わらないような気もする。