三四郎

歌え若人達の三四郎のレビュー・感想・評価

歌え若人達(1963年製作の映画)
3.4
さすが大松竹!やっぱり松竹が一番いいや笑
松竹大船超豪華若手オールスターキャスト万歳!!
センス、テンポ、ストーリーすべてが洗練されている。

なんたって科白が良い!そして健全であり、社会派でもあり、人間と社会をあたたかい眼差しで見つめている。あゝ大学時代が懐かしくなる!若者たちの姿は今も昔も変わらない。
脚本が早稲田出身の山田太一だからか、恐らく舞台は早稲田だろう笑 
新人俳優松川勉を売り出す為の映画だろうが、よくできている。台本の読み合わせシーンから撮影シーンまで見せてくれて面白いじゃないか!

昔の松竹映画の良いところは、都会的な美男美女が揃っていること。
松竹の女優さんは、品があって清楚な感じで白百合や白薔薇がよく似合う。有名女優役の岩下志麻なんてなんとも綺麗じゃないか。エロキューションも良い。
ここ2年ほど、Amazonプライムに日活の旧作がアップされているので、くだらないと思いながら観ていたが、やっぱり松竹とは質が全然違う。脚本だなぁ。科白の重みが違う。女優も違う。日活はなんだか清楚さがなくて下品な感じがしてしまう。まぁ牡丹か曼珠沙華かな。
東宝もダイナミックなだけで科白が生きていない。女優は、どちらかと言えば松竹に近いが華がない。すみれかな。
大映や東映は作品をあまり観たことがないからなんとも言えないが、観たい作品が無いということは、私には合わないのだろう。

久しぶりに日本映画でおもしろい青春ものに出会えた。
三四郎

三四郎