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FUCKのRのレビュー・感想・評価

FUCK(2005年製作の映画)
3.4
タイトルのインパクトと、FUCKという言葉に関するドキュメンタリー、ということで興味津々で見てみたんやけど、やっぱアレっすね、映画としての面白味には欠けまくりやね。ま、でも、面白かったとこから行くと、やっぱみんなFuck!って言うことによって、鬱憤を晴らしてる部分が多分にあるんやねーその気持ちはよく分かるし、Fuck!って言わなきゃ伝えられないエモーションがあるってのも、うんうん、確かに。元々はセックスって意味の言葉で、ただhave sexやmake loveよりもっと直接的でエロくて激しい感じがあるってのも分かる分かる笑 外人とセックスするとみなさんファックファック言わはりますもんね。1回のセックスで何回ファックっていうか数えてみたいくらい。しかもFuck!で伝わるエロさレベルの高さ。…と個人的・日常的に思うものから、語源、文法、政治、テレビ、法律、検閲、子供の教育、宗教、音楽、映画、など、さまざまな観点から検証してるんやけど、著名人のコメントとちょっとしたアニメと実際の映画やニュースなどの映像をいろいろに組み合わせてるだけで、映画的に特に面白い表現があるわけでもないし、どの議論にも特に目新しさがあるわけでもない。著名人でなくて、そこらへんのオッさんオバハンに同じこと聞いても同じような返答が返ってくるんちゃうか?ってレベル。確かにそうだよねー確かに、うんうん、ってなるだけ。しかも見終わったあとに何らかのカタルシスがあるわけでもない。ふーん…くらいの感想しかわかなかった笑 面白くなくはないんやけど…驚きの要素のない映画だったなと。いや、ほんまに悪くはないんですよ。けどまぁ…普通止まりかなぁ。やっぱドキュメンタリーには、いままで見たり聞いたりしたことがないものに触れる驚きや感動が絶対要るよなーということを再確認した。
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