舞台未見。ゲキ×シネにて初鑑賞。
またもや予備知識ゼロだったので『SHIROH』って天草四郎の事か!って、まずそこから(笑) 全編ミュージカルながらもベースが「島原の乱」なので突き抜けるような面白さやワクワクするような楽しさはあまりなく。破滅に向かう民たちのまっすぐ過ぎる信念が恐ろしいぐらいの迫力で圧倒されました。
プロミュージシャンと役者さん達の歌唱力は当然違うんだけれども、心に響くか否かは歌唱力だけじゃないなと思わされたりもしました。声質や感情の込め方ひとつでしっかり引き込まれていきました。
あと上川さんの殺陣がカッコ良かった〜!蛮幽鬼でも観たはずなんだけど、こんなにカッコ良かったでしたっけ?(笑) 杏子さんの歌声にも鳥肌〜。中川晃教さん、高橋由美子さんの歌もさすがでした。
劇中ずっと年初に観た『沈黙』を思い出したりもして、ちょっとあの時代をwikiってみたり。歴史モノは結構興味深い。
曲のリズムに自然と身体が動くタイプの作品ではなかったけれど、歌の持つ表現力の多彩さを感じられる作品でした。