sayuriasama

イチかバチかのsayuriasamaのレビュー・感想・評価

イチかバチか(1963年製作の映画)
3.5
川島雄三監督遺作。社会派でありながら、俗社会的な描写も忘れない大・ドタバタブラックコメディ

利益のためには風呂の湯もお茶の温度もぬるくして過ごす、南海製鋼社長・島仙蔵(伴淳三郎)。そこに、工場誘致を目論む、三河地方の架空の市長、大田原。(ハナ肇)
南海製鋼に引き抜かれ、島に振り回されつつも、うまく立ち回ろうとする北野。(高島忠夫)
この3人を中心に、団令子、水野久美等々の女優陣も絡みつつ進むストーリー。

めっちゃ面白いわけではないけど、それなりに迫力があります。

好きなシーンは三河の架空の都市の割にお土産がちくわなところと、大田原が島に送り付けた花についてた木製のでっかい名札を早速湯を沸かす薪にしたシーン。
sayuriasama

sayuriasama