TheScientistTU

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君にのTheScientistTUのレビュー・感想・評価

4.9
特別すぎて何度も編集しまくってる。

出会いは2012年3月、ちょっとした偶然で出会った。忘れもしない8年前、DVDを買って何度も観た本作。
勉強以外ではエヴァのことしか考えてなかったあの時期。。。今もなお人生のバイブル。
本当に素晴らしい。

この作品を個人的な主観で云うならば、
最恐最悪だが唯一無二の劇場作品でありエンドオブエヴァンゲリオンである。
人生で最も恐ろしい映画。

神テレビシリーズも何度も観ているがその最終二話分の実際を描いた内容となっている。
個人的にはairの方が好きだが、タナトスが流れたところからがすごい。
特に大好きな惣流の覚醒とロンギヌスの槍による末路、特別な想いが湧き上がり何度も巻き戻した。

まごころも味わい深い。
甘き死よ来れはカラオケでも歌えるくらいだった。実写の生々しさと90年代日本を映し出し未来を映し出してるはずなのに妙にノスタルジー。


この作品と出会った時の衝撃を超える作品は未だ出てきていない。

エヴァはこの全26話こそ全てだ。


追伸 2020.07.03

7, 8年ぶりに覚悟を決めて見直した。
今回は本シリーズBDボックスを買い直して。
観る直前から恐怖心で震え始めた。過去に何度も観てるのに。これを観た後に精神汚染が来るって知ってるから。
俺の中では最も恐ろしく同時に愛し過ぎてるシリーズだから。

観賞後、やはり落ち込んだ。
以下今回、久々に観て得られたものを。

この落ち込みはアスカのロンギヌスの槍のシーンで最高潮に。目からの大量流血シーンはかわいそうで観てられない。この感じはおそらく、愛する人が無惨に殺されるシーンを目の当たりにした時の感情に似てるのではないかと。

またミサトの最期では、最高の台詞が次から次へと。初めて観た時も泣きそうになったが今回は鳥肌が止まらない。この時に流れるタナトスの旋律と相まって。

まごごろを君にでは、
アスカはシンジに対して、あなたの全てがあなたのものにならなければ何もいらない
と云ってた。やはり、アスカは彼を男として見ていた事がはっきりした。そして同時に彼と一体になることは拒んだ。これも他人として認めなければ男と女の関係にならないのかと。実際はそのような気持ちがある一方で敵視してるところもあるので単純ではないのも明らかなのだが。シンジはアスカ個人を特別に女として好きだったわけではない。これはテレビシリーズを見ててもわかる。
このすれ違いが少し複雑で、胸がキュッとなる。

シンジがアスカを首絞めるシーンが二度も。ここがかなり辛い。シンジの言いたいことは分かるがいくらなんでも過剰な表現だ。
その時に流れる劇中歌:甘き死よ来たれはカラオケでも歌えるくらい好きなのだが。

この残酷なシーンの数々が来るこのラストを知ってるからこそ、テレビシリーズや鋼鉄、インプレッションに登場する平和な日常シーンが映えるんだよね。

シンジ、3バカ、委員長、アスカの最高のやり取りがまたいつか観れたらいいのにな。放映から25年の年月が経っても色褪せない極上のひととき。