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ポーラー・エクスプレスのyuuuumiのレビュー・感想・評価

ポーラー・エクスプレス(2004年製作の映画)
4.0
トム・ハンクスが一人六役(らしい)を演じたというクリスマスムービーを初鑑賞。

こういう作品を観ると忘れてかけていた、というよりすっかり失ってしまっていた純粋な気持ちを思い出した。

純粋な気持ちを失う事は魔法の終わりなのかもしれない。
だけど信じたいという気持ちや願いを持ち続けていたら、そこには信じられない魔法の世界が本当に訪れるのかもしれない。

雪景色の中に映える特急列車『ポーラー・エクスプレス』に乗って北極点へと旅立つ様子は、夢やワクワクがたくさん詰まっていて、その列車に乗るという事を選択し、誰かの為に行動をしようと協力したり、楽しみを誰かと共有しようとする描写が素敵だ。

列車の外に飛び出した切符の行方の描写など、子供たちが試されていると思ったし、勇気ある行動が困難を乗り越え、目的をやり遂げるという気持ちが成長へと繋がっていくんだろうと思うと、ほっこりした気分を味わえた。

様々な予想外の事が起こるのも楽しく、可愛い夜の風景描写も綺麗で、トム・ハンクスの聞き慣れた声がまた良かった。
素敵な作品だった。
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