マルホランドドライブは夢と現実が交錯していて複雑でミステリアスな作品。
デヴィッド・リンチらしい不思議な世界に迷い込むようなミステリー作品で、場面の切り替えや主役2人以外の殺し屋のシーンとか色々あり、難解だけどリンチの魅力に取りつかれたように目が離せず最後まで引き込まれて観てしまう。
観終わった後に考察とか解説とか見て自分で噛み砕いて分析していくと面白いというか深い。
同じ映画で前半（夢）と後半（現実）によって、役名が変わってしまう所がややこしさを増している気がする。
主演の2人の女優が美しくて、前半後半で別人の様な役を演じ分けていてすごい。
あれ？と思って混乱したけど多分ナオミ・ワッツは前半の新人女優ベティと後半の落ち目で売れない女優ダイアンを演じ、ローラ・ハリングが演じているのは前半の記憶喪失の美女リタと後半の売れっ子女優のカミーラを演じている。
本当のところは分からないし、夢と現実が分かりにくく、青い箱や老夫婦など独特な世界観があるから賛否分かれるとは思うけど、私はリンチの世界観が割と好きだし、この作品でマッコの知らない世界の原曲が昔のアメリカのポップシンガーの曲だったと知れて良かった。
