アリスは、東京の地下にあるアンブレラ社の巨大要塞を自身のクローンたちとともに襲撃した。要塞に壊滅的なダメージを与えることに成功したアリスたちだったが、要塞の司令官たるウェスカーは要塞をあっさり放棄し、飛行機で一人逃亡、要塞を自爆させる。飛行機に乗り込んでいたアリスはウェスカーを追い詰めるが、ウェスカーにＴウィルスの血清を打たれて、超人的な能力を失ってしまう。飛行機は墜落したが、辛うじてアリスは生き延びる。
その後、アリスは生存者を捜して飛行機でアラスカへと向かうが、先にアラスカに向かったはずのクレア・レッドフィールドに突然襲われる。
前述のとおり、映画の冒頭から東京の地下要塞の戦闘が始まるので、いきなりクライマックスみたいで面白かった。その後、アリスはアラスカ、ロサンゼルスと生存者を捜して移動するが、この中盤は前作までで描かれていたアンデッドとの戦いと似たようなもので、冒頭で盛り上がった気持ちが下降していった。それでも原作のゲームでおなじみのクリス・レッドフィールドが登場して、ストーリー展開への興味が失われることは無かった。
ラストの戦いはアリスよりもクリスやクレアが目立つように描かれていたように思う。正直、この辺がしっくりこない。前作までアリスの戦いが主として描かれていたのに、本作で突然、ゲームの主人公たちを大活躍させるのは違和感を覚え、ゲームのファンに媚びを売っているようで少し嫌だった。
それでも映画全体としてはまあまあ面白かったように思う。
