“新たなる物語は「東京」から始まる”
日本生まれの世界的大ヒットホラーゲームをハリウッドが映画化した人気シリーズ第四弾。東京・アラスカ・ロサンゼルスを股にかけて展開されるアリスたちとアンブレラ社の戦いが描かれる。監督は『Ⅰ』以来のポール・W・S・アンダーソン。主人公のアリスには引き続きミラ・ジョヴォヴィッチ。
アンブレラ社日本支部に襲撃したアリスたち。アンブレラ社最高議長ウェスカーは逃がすものの、アルカディアに関する謎や仲間の行方が明かされる―――。
この頃から脇役キャラの雑な退場が目立ち、もっと言うと間延びが目立って話で魅せてくれなくなった。アクションもワイヤーワークやスローモーション多用だし、序盤なんか悪い意味での『マトリックス』パロすぎる。人間の限界に挑むようなアクションがこれまでの屋台骨を支えてたんだなと痛感。
東京のロケーションはトンデモそんなに無かったし、アラスカとか刑務所内の美術も素晴らしかった。処刑人マジニの方も完成度が高かった。爆弾の隠し方もイベント・ホライゾンでニヤッw
が、ホントにその他の方が圧倒的ダメすぎる。緩慢の二文字というのがどうあっても浮かんでしまう。当時これを3Dで見ていた頃が懐かしい。
ホントもっとやろうと思えばいろいろやれたと思うけど、何度見ても“これはなあ……”と言うしかないですね、もはや……。