Tラモーン

バイオハザード IV アフターライフのTラモーンのレビュー・感想・評価

3.7
バイオハザードマラソン続きます🧟‍♀️🧟‍♂️


東京は渋谷でのTウイルス拡大から数年後、アンブレラ社の地下研究所をアリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)と彼女のクローン軍団が急襲。アンブレラ社幹部のウェスカー(ショーン・ロバーツ)と戦闘中に血清を打たれてしまいアリスは特殊能力を失う。ウェスカーを取り逃したアリスはアラスカへ向かうがそこで記憶を失ったクレア(アリ・ラーター)と出会う。


ほとんどホラー色は薄れて、サバイバルSFアクションという感じになりつつあるけど本作はアクション面で純粋に面白かった。

冒頭のアンブレラ日本支部でのアリスクローン軍団の戦闘はアイデアとして結構面白くてこれもっと観たかったかも。

クレアとの再会からロサンゼルスでの仲間との出会いのあたりは若干ダレるものの、籠城していた刑務所に変異型のアンデッドが入り込んでくるところから急激に面白くなる。
マイケル・スコフィールドやんけ!となるクリス(ウェントワース・ミラー)の登場や、口がくぱぁってなるアンデッド(マジニっていうらしい)とかバカでかい斧を持ったアンデッド(処刑マジニっていうらしい)とかゲームをやってなくてもワクワクした。

この人死ぬんだろうなぁという人がちゃんと死ぬモンスター映画のお手本もきちんと踏襲されてて潔い。

そしてこの作品はアクションがとにかくいい。クレアがアリスに自動小銃をパスするシーンのスローモーションが熱い。
処刑マジニとのシャワー室での戦闘もかなりよくって、滴る水とクレアのアクション、最後のスライディングからのヘッドショットとかかなりカッコいい。
ラストのウェスカーとの戦闘もかなりよかったんだけど、共通して言えるのがスローモーションの多用。

クドくなりがちなスローモーションをスタイリッシュに使ってるのでかなり『マトリックス』からの影響を感じたんだけど、『レボリューションズ』から7年空いてるのか、あんま関係ないのかな。
でもシャワー室の水浸しの中での戦闘とか、ウェスカーの動きとかモロにエージェント・スミスとの戦いに似てる気がした。

ちなみに本作はかなり原作ゲームの5に寄せてるらしい。ファンはより楽しめるのかもね。


仮面ライダー的な設定のアリスが本作では特殊能力を失ったことからか、前作に引き続きより仲間を大切にするキャラクターとなってきた印象を受けた。

"今度こそ約束の地にする"

俺たちの戦いはここからだ!って感じの終わり方で最後にあの女性が出てくるのはかなりいいっすね。

なんだかんだ続きが気になるようになってきた🧟‍♂️🧟‍♀️
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