はま

U・ボートのはまのレビュー・感想・評価

U・ボート(1981年製作の映画)
3.4
日曜朝から心にズドンとくる戦争映画。潜水艦を扱った作品としては1、2を争う名作とのことで、これは見ておかねばと思い鑑賞。
放送されたのがディレクターズカット版だったので3時間を超える長尺でしたが、その時間をしっかり使い切って希望も絶望も描いていました。

Uボートのことは全然知らなくて、敵艦への攻撃の仕方とか索敵法とかかなり「へぇ〜〜」って勉強にもなりました。
(「イギリス軍のアクティブソナーだ!」っていうシーンも、そういう音が出るソナー普通だと思ってたので、この当時はこんなに恐ろしいものなのかとビックリしました。ソナーの音が超怖い。)

実際に従軍した時の記録から作られてる話ということで、潜水艦の内部なんかはかなり再現されてるみたいですが…私はもう最初から最後まで「無理」って感じでした←
狭い、臭い、なんかは耐えられても、海の中で水圧に耐えながらっていうのがとても…

そんな水圧の怖さも艦内の息苦しさも、故郷に帰れないもどかしさも、爆雷の恐ろしさもまざまざと感じられて、私はやっぱり「無理」って感じ(略)
絶望ばかりじゃなく喜びや楽しいシーンもあるんだけど、それは結局「生きてる喜び」であって決してそれ以上ではないっていうのがなんとも悲しいです。
戦争ってそういうものよね…

洋画でよく乗り物のこととかを「She」っていうけどそれがなんか分かった気もします。最後のU96の姿が忘れられない…
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