Uボートがイギリス海軍に散々コテンパンにされてしまうお話。なんか自分のイメージしてたUボートとは大分違うなあなどと訝りながらの3時間半。長い、とにかく長い。
その昔、大西洋を行き交うイギリス船を恐怖のどん底に叩き込んだという死神の面影はほとんどない。頭上からは駆逐艦の落とす爆雷でボッコボコ、足下からは深海の圧力でミシミシギシギシ。とにかくやられっぱなしなのである。出撃前の乱痴気騒ぎとやけに生活感漂う潜水艦での暮らしを対比として面白おかしく描きつつ、四面楚歌の恐怖感、緊迫感を際立たせる。
こんな状況でも乗組員は結構みんな肩の力を抜いて生活してたりする。これが覚悟を決めた海兵さんの強さであろう。でも力抜きすぎて女装で半裸踊りするのはどうかと思うけどね。
まあ最後はやっぱりこうなっちゃうよね、という。Uボートは輝かしい戦績とともに華々しく散ったのであった。戦争ってやだね。