基本的にやりたいことはすぐやるタイプなので、そんなにやり残したことも正直思いつかないんですが「サンチャゴ・デ・コンポステラの巡礼」は数少ない死ぬ前にやりたいことのひとつかも知れない。
ドイツに留学していた時に聖地巡礼の道程を描いたエッセイがベストセラーになっていて、張り切って買ったものの箪笥の肥やしになっていた苦い記憶があるのですが、本作は10年以上の時を超えて、当時の憧れやバックパッカー精神を呼び起こしてくれました。
サラリーマンの私が巡礼に行くのは恐らく本作の主人公のように還暦を過ぎた頃なのかも知れませんが、そもそも800kmを踏破するのは今の自分でも普通に無理なので、まずは日頃からの運動習慣をつけようと思いました（まさかの結論）
