ゆきゆき

星の旅人たちのゆきゆきのレビュー・感想・評価

星の旅人たち(2010年製作の映画)
4.5
やっと観れた!
ずっと観たかった作品。
サンティアゴ・デ・コンポステラまでの巡礼の旅。
アマプラに[外国映画・コメディ]ってなっているけど、何をとち狂ったことを言っているのだ!

息子の遺灰の入ったカンをバックパックに納め淡々と歩く姿に、ずっと胸が張り裂けそうになりながら、涙なしには観れない…
息子への想いを胸に、自身の内なる声に耳を傾けながら、赦しを求めて?導きを求めて?日常を離れてひたすら目的地だけを見つめ続け歩き続ける。
1人で、いや正確には息子と2人でか。
道の途中で巡り合う人々との交流を通して、また新たな自分をみつける旅。そこに流れる暖かいもの。よかった、仲間がいて(仲間と言えるかはわからないけれど)
道を極めた後の彼らの日常はどう変わるのだろうか。何も変わらないのかもしれない。でも、心に刻まれた「何か」はあの手形のようにきっと心の奥で小さく暖かい灯火となって燃え続けて残っているはず。
そして、最後に息子の名前で証明書を書いてもらった時、きっとやっと息子の死を受け止められたのだと思います。
みんなに禎子あれ!
ゆきゆき

ゆきゆき