普段あまり見ないものだけれど、巡礼というキーワードに心惹かれて。
車系のロードムービーは見る機会が増えて馴染みがあったものの、純粋にただひたすらに徒歩でめぐるロードムービーは初めてだったような。
マンネリ化するのかなぁ、眠たくなるかなぁ、とおもっていたものの、道連れで色々な変わったと触れ合ったりドラマがあったりと、終始真面目に見られました。
徒歩のスピードならではのスローテンポな撮り方、物語もしっかりして穏やかに鑑賞できたかなぁと。
ロードムービーの面白いところで、主人公は最初、チグハグなわざと距離をとって歩いたりするのに、後半ではしっかり等間隔に隊列を組むようになっていたりと、なが〜い時間経過が自ずと感じられました。心の距離も仲間?としっかり近づいたり。
合宿みたいに、せっかくの個室なのにまた1人、また1人と押しかけてわちゃわちゃ談笑してるシーンとか本当に素敵だった。
日本の感覚だと、お遍路とか札所とか結構カジュアルなイメージがあったけれど、向こうの巡礼も、なかには重たい目的もあれば健康目的で歩く人もいるらしくちょっと親しみを感じる。
この手の映画、色々とまた見てみたい。