あちぴろ

劇場版 SPEC 天のあちぴろのレビュー・感想・評価

劇場版 SPEC 天(2012年製作の映画)
4.1
ドラマ版SPECの最終回、当麻が言う「ぜってぇ映画化なんかしねーからな!」と言うフラグを受け楽しみで仕方なかった本作。
かれこれ10年も前なのか。
中学生と高校生の娘たちと観に行った記憶。

前作「翔」のラストで吉川がミイラ状態にされ辺りを見回した当麻と瀬文。向こうのビルにチャイナドレスの女とチビノリダー(←)とニノマエを見つける2人。

吉川は死亡した後から始まる。
クルーザーで海を楽しむおじさん達がミイラ化される事件が発生し、捜査に当たる当麻と瀬文。
相変わらずの野々村課長と一柳のズラ。

「御前会議」という国の最高峰の権力者たちがSPECホルダーたちを抹殺しようとする「シンプルプラン」。
そのシンプルプランに歯向かうSPECホルダーのニノマエ。
死んだはずのニノマエが企むのは世界のSPECホルダー達を集めて世界の利権を手に入れようとする。
新たなSPECの持ち主、指先がタコの足になったり棘化したりする伊藤淳史(本人)、陰と陽で氷と炎を吹き出せるSPECの持ち主マダム陽、マダム陰の双子(浅野ゆう子)。
3人で御前会議を襲う。
瀬文のSIT時代の教官、元カノ、カタコトの日本語でよく間違える内閣情報調査室(CIRO)の青池里子(栗山千明)の娘、潤がニノマエ達に攫われる。
死んだはずのニノマエ達を公安零課の津田(宗家)たち、CIRO、未詳たちが逮捕に向かう。

世界観は相変わらずだが、本作は冷泉もサトリも海野も出ないから淋しい。
冒頭の雅ちゃん(有村架純)がウルトラ可愛い。光っち(竜雷太)からの手紙を読み、この時点で係長が亡くなっていることを示唆。
世界はどうなっていくのか…

ニノマエを倒す方法の説明がなく、釘が爆破と共に飛び散り電気がそこに通っているという設定。「結」で説明されてたっけか?

ラストで一回死んだはずの瀬文がにんにく臭い当麻の口臭で息を吹き返すくだりは一番笑えたかも。 





以下、ネタバレです。






・死んだはずのニノマエがクローン
・当麻の左腕が本人の意思と反して暴走を始める
・瀬文の子供かもしれない潤
・セカイと名乗る男の登場


(2012、2023/9/30)
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