Makiko

青い目の蝶々さんのMakikoのネタバレレビュー・内容・結末

青い目の蝶々さん(1961年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

古い作品、しかもハリウッド映画なのに日本の文化を非常に尊重したつくり。むしろ日本アゲしすぎでは?
監督がカメラマンとしてすごい人らしく(無知)、カラーで昭和30年代半ばの日本を綺麗に観られるおいしさもある。
ジェンダー的にどうなんだと思う台詞もあるが、日本のそういう保守的な姿勢が物語上うまく機能してるからまあ…いいかという感じ。

作中の「中の人(シャーリー・マクレーン)ネタ」としては、パラマウント社のシーンの「凡ては夜に始まる」のポスター、日本の映画会社の「果てしなき夢」のポスター、盲腸の傷とジンラミー(「アパートの鍵貸します」)など。この映画の設定そのものがシャーリーに通ずるところがあるので、やはりファンは必見だ。

「あの人は思春期が遅れてるのよ 手近な女をすぐに好きになる」個人的に好きなセリフ。その人に襲われそうになって追い払うシーンと、その後の"ざまあみろ"の高笑いが爽快だった。
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