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こわれゆく女の21gのレビュー・感想・評価

こわれゆく女(1974年製作の映画)
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今まで観てきたどの女優よりも演技がうまい。鬼気迫るというか、狂気の域。圧倒的。
瞳孔の開き方、大袈裟な身振り、涙の流し方から我慢の仕方、すべてに痺れて惹きつけられた。
話自体は単調に進む。
個人的には「繊細で愛情深い女性が、ぶっ壊れた亭主関白男に支配されていく過程で女性側もぶっ壊れていく様」を描いているように思う。
子供達は純粋だからパパの嫌なところをママと離れてより強く感じてしまったんだろうな。不憫だ。
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