marikology

こわれゆく女のmarikologyのレビュー・感想・評価

こわれゆく女(1974年製作の映画)
4.5
互いに愛しつつも、情緒不安定な妻と、妻を恥じる夫。二人の絆が、破綻に近づいてみせては少しだけ引き返す。でも着実に元の位置からズレていくとともに、外側からはより見えにくく暗号化していく無限ループ。生々しい間合いで、心のヒダを万力のように締め付けてくる。

ジーナ・ローランズの悲痛と愛嬌が共存した演技、神業です。
marikology

marikology