みーのカー

ヘンリー・フールのみーのカーのレビュー・感想・評価

ヘンリー・フール(1997年製作の映画)
5.0
ハル・ハートリー2つ目。ハルハートリーの笑いの取り方大好きかも。テンポはいいのにおとなしい。
トラストミー同様、ずっと笑って見てるのに、明るいことがほとんどない。登場人物の殆どが社会の隅っこにいる人たち。「かわいそうだと思いすぎてない」からこそ、愛着が湧く。
ヘンリー・フールがずるい、犬顔かわいい。

社会的に悪いことした人を「不運な人」って呼んだり、罰する雰囲気が無いのが良い。怠惰なことやルールに従えないことが、環境のせいなこともあれば、自分でもよくわからない何かにかられるせいなこともあって、自分のどこにまで責任を持てばいいのか私はわからないので。

トイレシーンは映画史に残る名シーンだった。作品を象徴してた。雑草魂、ドブに咲く花。

97年の作品だけど、今でいうトランプ前大統領の支持層にあたる人がトランプみたいな候補者を支持してた。ポピュリスト政党が最近になって強くなったのはなぜだろうとかんがえた
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