電気羊

ヘンリー・フールの電気羊のレビュー・感想・評価

ヘンリー・フール(1997年製作の映画)
4.1
面白かった。

清掃員でその詩人としての才能を開花させることなく燻っていた青年サイモンは、たまたま知り合った自称詩人気取りのペテン師のようなヘンリー・フールにその才能を見出される。

やがて作品が社会問題で物議を醸しだすような話題作を送り出し、ついにはノーベル文学賞の栄誉を受けるまでになるのだが。

人間、誰にでも生きる指針に影響を与える師匠みたいな人物がいるもので。
それは、何も素晴らしい人間だけではなく、最低のクズのような人間でも師匠になれることを納得させてくれた良い映画だった。
電気羊

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