ジニョク

ヘンリー・フールのジニョクのレビュー・感想・評価

ヘンリー・フール(1997年製作の映画)
4.2
ハル・ハートリー☆
『ヘンリー・フール・トリロジー』

これはとても楽しみにしていた三部作★
第一部 ヘンリー・フール(1997年)
第二部 フェイ・グリム(2006年)
第三部 ネッド・ライフル(2014年)

ヘンリーは本作の主人公、フェイはその奥さん、そしてネッドは彼ら夫婦の息子くんの名前なの。
そしてとても長い期間を経て完成している三部作。

ハルハさんがとっても大切に温めてきた気持ちが伝わるし、何よりハルハさんらしい取り組みな気がします。

で、その第一部『ヘンリー・フール』

ヘンリー・フール。
この人、刑務所帰りのむさ苦しいおっさんなんだけど、自分のことを「才能溢れる天才作家(の卵)」と豪語する態度でかい人。

もう一人はゴミ処理場で働く気弱で頑固な不思議くんサイモン。

この2人が出会い、小説や詩を語り合いながら、のちにそれぞれの運命を大きく変えてゆくことになる…そんなお話です。


「告白ノート」📓✏️
他人には言えないことを書くノート。
そこに書かれたサイモンの詩を読んで「こいつは天才だ!」と悟るヘンリー。

でね、その詩ってゆうのがかなりのワイセツ内容らしいの。
これまたハルハさんの特徴なのか、読ませてくれない。
『アンビリーバブル〜』でもオードリーちゃんのモデル写真見せてくれなかったし!
この”見せない設定”が気になる気になる〜💦

ヘンテコで風変わりなハルハワールド。
でもちょっと苦しかったかな。
家庭内暴力、小児性愛…胸がザワザワしました。
そしてヘンリーの本当の姿が分かった時。
いたたまれないあの気分!

ニューヨークのクイーンズ地区。
全然知らないけど日本でゆう下町っぽい雰囲気。
彼らを取り巻く人たちは親切で情に厚く、やわらかい気持ちになりました。

小さな食料品店を営む中国人夫婦の奥さんがハルハの奥様だった!

以下、どうでも良いことなんだけど〜。

ハルハ作品に出て来る登場人物の名前。
こだわりがあるのかしら。
よく同じ名前が登場します。

それから、衣装がずっと同じ!笑
何日間の物語なのかしら。
とにかくずっと同じで可笑しくなっちゃう。
今回サイモンとヘンリーの衣装がある地点で入れ替わったことが面白かったなー。

最後に本当にどうでもよいこと。
ハルハって鼻が🐽俳優さんがお好きなのかしら。
ヘンリーもサイモンのママもアンビリー〜のオードリーちゃんも、みんな🐽。

ヘンリーなんて、むさ苦しくっても愛嬌たっぷりでどことなく可愛い。
鼻の形、大事よね。笑

ちなみに私のお鼻はだんごっ鼻🍡
ジニョク

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