けーはち

メジャーリーグのけーはちのレビュー・感想・評価

メジャーリーグ(1989年製作の映画)
3.5
かつて実在し弱小チームの代名詞ともなった、クリーブランド・インディアンズが逆転優勝を果たすスポーツコメディドラマ。

意図的に成績低迷させるためポンコツ選手ばかり集めたというオーナーの悪巧みを知り、バラバラなメンバーたちが俄然団結、持ち前のポテンシャルを発揮し劇中後半からトントン拍子に勝ち上がる。「実は近眼だったのでメガネをかけると制球力が改善する」みたいに、泥臭いところは大体バカバカしく処理されて軽く観やすい。前半に1時間かけてキャラ立ちの強い変人奇人揃いな登場人物らをじっくり見せたところで、後半30分の目くるめく劇的な逆転劇は、ド定番といえども感情移入を禁じ得ない。剛速球のパンクな投手チャーリー・シーンはカッコいいし、駆け出しのウェイズリー・スナイプスも本作では俊足面白黒人キャラで味を出している。