ニーチェの馬の作品情報・感想・評価・動画配信

ニーチェの馬2011年製作の映画)

A TORINOI LO

上映日:2012年02月11日

製作国:

上映時間:154分

ジャンル:

3.9

『ニーチェの馬』に投稿された感想・評価

この世には勝利も敗北もなくただただ強く吹き寄せる風しか存在しない。
観た当時はなんだこれ、と思ったけれど、一度しか観ていないし、それも何年も前なのに映像が頭に残っている、そんな映画。
また観たいのに見つからない映画のひとつ。
聖書とニーチェの知識はあるといいかも。

ニーチェは出てこない
1889年1月3日、哲学者のニーチェはトリノの広場で御者に鞭打たれている馬を見て、その首を抱きかかえて号泣し、その後発狂したと言われている
この出来事にインスパイアされて作られ…

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まろ
-

飽和した贅沢に忍耐と思考を奪われきったぼくら

この手の映画は好きと公言しつつ
観始めは苦手の気持ちが先行する
めんどうくさくなる
激情的な(激情でなくとも普通の)ストーリー性が乏しい映画は(つま…

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5.0
焚き火を1人でじっと見ているような作品。火は燃え続けることはなく、いずれは消えてしまう。焚き火をじっと見ていられる私には傑作であった。
4.7
映画が時間の芸術である事を思い出させてくれる。
ただそこに時があるだけ。

気高い人間が彼ら自身も存在しない敗者であることがなぜ間違い?変化とは何か?と思いながら見ていたがわからなかった。

水も火もなくなった様はあのお喋りのおじさんの話だと堕落させられた世界に相当すると思…

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4.9

[「サタンタンゴ」の向こう側。世も末]
“無 = 破滅”
“馬が死のうとしている。“

僕は「サタンタンゴ」を制覇することが出来たから、こんくらいちょちょいのちょいって思ってたけど、同じぐらい体力を…

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タル・ベーラの引退作。見る瞑想。虚無。

カット数は数えた限り(停電シーンがあるので正確には分からないが)30に満たないほど。
流石に長回し多過ぎるしほぼ修行映画だが、なんか雰囲気は好きな感じ。
ショットとラスト。

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