ドナウ

ニーチェの馬のドナウのネタバレレビュー・内容・結末

ニーチェの馬(2011年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

片腕は不自由で義眼を嵌めた父親と彼を甲斐甲斐しく世話をする娘、そして物食べぬ一頭の馬車馬の暮らし。日々繰り返す着替えと水汲みと馬の世話と食事とをジャンヌ・ディエルマンのように追いかける。馬は走らず、井戸は枯れ、火種は絶える…あれほど残した茹でたジャガイモ、もうあとは生で食べるしかない。冒頭の馬車の疾走感と躍動感、あまりに絵画的な一瞬一瞬、あっという間の2時間半。なんか短くまとめたサタンタンゴのようだった。
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