Melko

フリー・ウィリーのMelkoのレビュー・感想・評価

フリー・ウィリー(1993年製作の映画)
3.9
”You can do it. You can be free..”

水槽のガラスは、叩くな!ゼッタイ!!

ずーーっと📎したままだった作品
子供時代のイライジャウッドが出てる映画だよね〜って思ってたら、いつまで経っても出ない…どうやら「フリッパー」って映画と勘違いしてたようです。あっちはイルカで、こっちはシャチ。
海のギャング、Killer whaleなんて呼ばれてる、海で最強の生き物なんだぜぇ🌊

シャチにはほんの少しだけ思い出が。
小さい頃よく見てたアニメが世界名作劇場の「七つの海のティコ」。主人公ナナミみたいにシャチに乗ってみたかった
4歳ぐらいの時に行った水族館で、たまたまビンゴで当てたのが、当時の自分の身長と同じぐらいの大きなシャチのぬいぐるみ。これはまだ実家にある。
読んでた絵本の悪役が、文字通り、海のギャングなシャチ

もうとにかく、ウィリー(役のケイコ)が、賢いっっ!!!これに尽きる
どれだけ練習したんだろう、ジェシー役の子役とウィリーの調教シーン。
ホントに彼らの心が通じ合ってるような演技を見せる。
この撮影の時は、元いた場所よりも広いプールで泳げたのかな。ダイナミックに泳ぐ姿が印象的。それでもやはりプールは狭い。
人間って勝手だよね。撮影終わったら、また劣悪な環境に戻すなんて。
ウィリーを自由にしたい子供たちが力を合わせた後日談。人間もまだ捨てたものじゃないわね。

母親に捨てられた少年と里親の話だから、もっと重いかと思いきや、めちゃくちゃマイルドだった。てか周りの人がみんな優しい。悪ガキ仲間もピュア。現代ならこうはいかない。もっとシビアに描かれそうな。

お客様状態が抜けない間は、本音なんて言えない、甘えられない
元々備わっていた慈しみと思いやりをぶつけられる相手が、ジェシーの場合はイヌやネコではなく、シャチだった。
里親の優しさに反しての突っぱねた態度
でも分からなくはないかも。どれだけ自分を想ってくれてるのかなんて、分からないし、簡単には信じられないよね。出会って日も浅いし。

人を騙す時はあんなに早口で捲し立ててたのに、優しくされると口籠る
何がしたい、どうありたい?何も楽しくない

夏休みの間の全力

不貞腐れた顔から、キラキラ輝く笑顔へ
朝の早起きも苦じゃない
楽しい嬉しい、怖い悲しい寂しい
成功と挫折の先に、他者を思いやり行動することを学ぶ

泣きはしなかったけど、久々に明るく爽やかな読後感の映画!
エンドロールのMJ がまたエモい。ホントええ声や……

マイケル・マドセンがただの良い人なのにはなんか違和感だったけど笑
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