カトマンズの掟

新・男の紋章 度胸一番のカトマンズの掟のレビュー・感想・評価

新・男の紋章 度胸一番(1964年製作の映画)
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2019 0601 ロイヤル劇場(岐阜ロケ作品特集)にて観賞。

バリバリのヤクザ映画を想像していたが、意外にもコメディチックなシーンも。
陸軍と海軍が合わさったような名前の「虎鮫」、「風来坊の辰」の子分コンビが面白い。
着物姿の高橋英樹もなかなかカッコいい。

時代背景に戦争有り、物語の始まりも戦場から(日支事変)、終盤には各組から義勇軍を募る場面も。
畳の上で死ねないと覚悟するヤクザ稼業にとって、お国の為に死ねることがどれだけ嬉しいことか...なるほど当時の価値観も見えてくる。観るに、ヤクザより国や軍の力が強かったのだろう。