apapatti

英国王のスピーチのapapattiのネタバレレビュー・内容・結末

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

これもなかなか良かった。


主役二人の奥さんがとてもいい。
気弱な英国王を支えるヘレム=ボナム・カーターの妃殿下としての振る舞い、毅然とした交渉態度、弱気になってる旦那への声かけ、いやー。

綺麗な人だなーとおもって調べたら、ハリポタやチャーリーとチョコレート工場、レ・ミゼラブルにもでているらしい。

全部みてない。イギリス映画にはまだまだ馴染みがなかったんだな…

…とおもったらファイトクラブにでてた。
マジかよ。あの時は美人だなんて一回も思わなかったぜ…!!クレイジーでスキャンダラスだったぜ…!!プロってすごい。


ライオネルの嫁さんも良いんです。
夫のことを深く追求したり取り乱したりせず、王族を相手取って守秘義務のある旦那の悩みを見守る優しさ。

女は黙ってついてこいというと、旧世代的価値観と言われればそうなのかもですが。少なくともそこにあるのは信頼関係なんだな、というのがありありと見えていいなと。




主人公のジョージを、あなたは王の器だと励まし続けるライオネルがカッコいい。
ジョージもグズグズしてるけれど責任感が強く、やらねばならないことの重圧をきちんと噛みしめている。

後になって思い返せば、ジョージはいろんな重圧を背負ってたからこそ、ライオネルに強く当たってたんだろな。

最後のスピーチは、ホントに名スピーチといって差し支えないなと思いました。


王族相手に妙に上から目線になってしまいしたが、いや、良い王様だった。
apapatti

apapatti