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火星のカノンのこのネタバレレビュー・内容・結末

火星のカノン(2001年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

何が起きるんだろう、って目を凝らしてしまうような場面がたくさんあった
何か起きてほしい、と期待している自分もいた

ベッドに香りが残っている、ことで、平気なことが平気じゃなくなる
それでもまだ幸せな夢を見たい、見てしまう、終わっても終わっていない、簡単じゃない、ね

またも最高な渋川清彦がいた.....

@トーク
撮影の石井勲さんの話が印象的だった(まずやけに陽気な女性が来たなと思ったら風間監督がみんな呑んできたんですって、楽しかった、)
モニターチェックがあることとフィルムの違い
現在はフレーム以外のことに対する意識が薄れてしまっていると感じる、映画の作り方が根本的に変わっている
携わる監督たちはどこか似ているところがある、矢崎さんも風間さんもモニター嫌い
何を見ているか、を大事にしている人たち

監督の話、卓球のシーンは20回以上の撮影で、脚本の人からは要らないシーンだと言われていたけど残した
あの微妙な雰囲気を敢えていれなくてもってことか、? 個人的にはあんな二人の時間も見ることができて良かったと思う


昔の映画に関しては誰の撮影だとか最近になって意識するようになったけど、2000年代の映画ではそこまで意識が向いてなくて、ただこれはやけにグッとくるものがあるな、と思ったら『風たちの午後』を撮っていた方で妙に納得
録音は『追悼のざわめき』の方、、その時代から活躍している人だとは知らず、『草の響き』もこのお二方だそうなのでぜひ劇場で観たい
録音の大坂さんが小屋で見るのが映画!と最後に一言おっしゃっていたように、
こ