らんらん

二・二六事件 脱出のらんらんのレビュー・感想・評価

二・二六事件 脱出(1962年製作の映画)
3.5
ニュー東映、モノクロ、テロ、史実もの
出演者
高倉健
江原真二郎、千葉真一
中原ひとみ、久保菜穂子、中山昭二、今井俊二
柳栄二郎、山本麟一、大村文武、星美智子
神田隆、江川宇礼雄、織本順吉、河野秋武、関山耕司、沢彰謙
三國連太郎

【内容】
二・二六事件(1936年)での総理襲撃、まさかの人違い、そして奇跡の脱出を描く実録映画

主に三つのパート構成
1.秘書官である総理の娘婿(三國連太郎)と中山昭二は総理の生存を知り何とか救出しようとするが、、、
2.秘書官たちとは別に総理の生存を知った憲兵隊、色々なしがらみから上層部は黙殺しようとするが高倉健ら3名は見て見ぬ振りは出来ないと救出作戦を強行する、、、
3.総理官邸パート
占拠を続ける反乱軍(江原真二郎、織本順吉)
総理を押し入れに隠す女中(久保菜穂子、中原ひとみ)、隠れる総理(柳栄二郎)

主な登場人物
憲兵隊(高倉健、山本麟一、今井健二、千葉真一、河野秋武)
反乱軍(江原真二郎、織本順吉、関山耕司)
秘書官(三國連太郎、中山昭二)
その他(柳栄二郎、久保菜穂子、中原ひとみ、星美智子)

【感想】
二・二六事件の中でも総理官邸の襲撃、および総理の脱出にスポットを当てた珍しい映画

こういうのって盛り上げるために変にフィクション入れちゃったりしがちだけど、ほぼほぼ史実に忠実に再現してくれてる点を評価したい
弔問客に紛れて逃げたとか知らないことが多くて勉強になった

・印象に残ったところ
冒頭の「ニュー東映」の噴火映像
たまーにニュー東映見つけるとなんか嬉しい

女中役の中原ひとみが天使すぎる!
ウルウルした大きな目で不安そうに縮こまってる姿が可愛すぎた

・まとめ
二・二六事件調べてて面白い記事を見つけた

『松尾をわたしとまちがえたのは、松尾というもう一人のじじいが官邸にいるとは、さすがの反乱軍も思いおよばなかったためかもしれない。』岡田啓介の談

首相官邸にじじいが1人しかいなかったらそりゃそいつが総理だと思うよね、これに尽きると思う
でも本人がほんとにこんなこと言ったのかな?
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